注 : この記事は,常に,当 blog の先頭に表示されるよう,記事の日付を 【 2100年 9月18日 】 に設定しております。
詳しくは,2022年3月19日付のリリース記事 をご覧ください。なお,当 blog では更新いたしませんので,ご注意ください。
記事全文は,こちらです。
phyocc-i.hatenablog.com
今後の Live 参加活動に関する制限・制約について (2023年5月31日 掲載,2024年4月15日 22:00 記述修正)
上記リリース記事にある通り,2024年4月15日現在,下部直腸がん (Stage III-a) の治療中であり,なおかつ,永久オストメイト (回腸人工肛門/イレオストミー) 患者としての生活を送っています。これまで,1年間で 4回の手術と,7ヶ月に及ぶ抗がん剤治療を行うかたわら,可能な限り,公演に足を運んでまいりました。しかしながら,たび重なる手術や,抗がん剤の投与を伴う治療が,身体に与える影響は大きく,今後の Live 参加活動の持続可能性に,大きな疑義が生じていることも事実です。そもそも,Live 以前に,日常生活そのものにも,大きな影響が生じているのが現実です。
つきましては,まことに遺憾ではありますが,ここに,4つの声明を発表します。
【声明1】 今後,参加する公演本数が大幅に減ります。
ピーク時は,年間で優に 100本を超える数の公演に足を運んでいたときもありましたが,今後は,年間で 20~30本程度に減るものと見込まれます。これは,新型コロナウイルス (COVID-19) のショックが業界を襲った,2020年 (37本) をも下回る水準です。本数が大幅に減る理由として,病気療養に伴う稼働と収入の減少の中にあって,近年の物価高,ことに (諸手数料を含む) チケット料金の高騰,および,治療費を最優先とした支出増が挙げられますが,やはり,これまでの治療に伴う体力そのものの低下が大きいものと考えています。
【声明2】 予定されている公演に,必ずしも参加できるとは限りません。
もとより,以前から「100% 参加」を保証したことなどありませんが,病気の性質上,いつ何時,入院を伴う治療生活を強いられることになるかわかりません。また,これまでの治療に伴う体力低下,あるいは,今後,病気そのものが進行することがあれば,入院していなかったとしても,予期せぬ体調不良で参加できなくなることもあるでしょう。
【声明3】 2028年12月末を目処に,Live 参加活動から引退する意向です。
がん治療のファーストステップが完了したのが,2023年3月。ここから,少なくとも 5年間,特別管理下に置かれることになります。その間,がんの再発や転移が,まったく起こらないことを前提とすると,がんの寛解=治療完了となる見込みは,最短で,2028年3月となります。もちろん,がんの再発や転移により,治療が延びることも十二分に考えられますが,いずれにせよ,そのような状態では,Live 自体に参加できなくなっている可能性が高いでしょう。したがって,2028年の年末をもって,Live 参加活動から引退する意向です。
なお,今後の病状や体調の変化により,当初予定よりも早く,引退を余儀なくされる可能性があります。
【声明4】 2023年8月20日をもって,音楽フェスティヴァルへの参加活動から引退しました。
【声明3】にて,2028年の年末をもって,Live 参加活動から引退する意向を表明しました。それに先立ち,2023年8月20日をもって,音楽フェスティヴァルへの参加活動から引退しました。
具体的には,
- 2組以上のミュージシャンが登場するもの (ワンマン公演でないもの)
- 自身の観覧スペースに,常時着席可能な座席等が配置されていないもの
- セット転換等を含む公演時間が,おおむね 4時間を超えるもの
これらの要件を満たす公演を「スタンディング型音楽フェスティヴァル」(以下「フェス」) と定義し,屋外・屋内・開催時期を問わず,参加することはなくなります。理由については,【声明1】で表明した通り,これまでの治療に伴う体力そのものの低下によるものです。
フェスを楽しむための前提条件は,一に体力,ニに体力です。日常生活もおぼつかない,現状の自身の体力でフェスに参加することは,楽しめる・楽しめない以前の問題として,(新型コロナウイルスへの感染リスクも含めて) 命にかかわる危険な行為です。特に,屋外で開催されるフェスについては,直腸がんを患うはるか以前から,厳しい暑さの盛夏はもとより,他の時期でも長らく参加することがなく,事実上の引退状態となっていました (2013年8月31日に開催された "a-nation stadium fes. DAY 1" が,屋外最後のフェスへの参加であったようです)。また,屋内で開催されるフェスについても,2019年12月28日 から 12月31日にわたって開催された "COUNTDOWN JAPAN 19/20" を最後に,その後のコロナ禍を経て復活しても,1本も参加することなく現在に至っており,今後も,同フェスを含め,参加できる見込みがないことから,自然消滅した形になっていました。ただ,「いつの間にか引退していた」という形では済ませたくない気持ちもあり,改めて,はっきり表明しておきたいと思い,引退宣言をさせていただいた次第です。
このような声明を,わざわざ表明しなければならないこと自体,きわめて残念なことではありますが,自身が置かれた現実を鑑みるに,是非もないことです。
なお,きわめて例外的な扱いとして,
- 屋内開催で,常時,空調等による適切な温度管理がなされているもの (屋外開催は,無条件で出入りを禁止します)
- 自身の観覧スペースに,常時着席可能な座席等が配置されているもの
これらの要件を満たす公演については,まだ,引退した限りではないことを申し添えておきます。もっとも,過去にもほとんど参加したことがなく,今後,あえて参加する可能性も,きわめて低いとは思いますが,念のため。
声明の先にあるもの
筆者自身,家庭をもたない独身の身分という事情もあってか,2023年4月,4回目の入院のころから,実家の両親と,生活をともにしたいという思いを強くするようになりました。ただ,今すぐに,主治医のもとを離れるわけにもいかないことから,病気を克服するまでは,この生活を続けた上で,病気を克服したら,実家の両親と生活したいと考えています。言うまでもありませんが,Live だけでなく,日銭を稼ぐための仕事も環境も,Live 以外のプライヴェートな活動も含めたライフスタイルのすべてが,180° 変わることになります。そのために与えられた猶予は,なんと 5年。そもそも,いつ何時 "Stage IV" への御招待を受けることになるのかもわからず,いつまで生きながらえることができるかも,まったくわからない状況下にあって,「5年後の年末に (Live 参加活動から) 引退します」という宣言自体に,いったい,何の説得力があるのかわかりませんが,実家の立地上,物理的に Live に参加することが不可能になることから,必然的に「引退」することになります。ただ,そこまで生きながらえて,Live 参加活動を続けることができたとすれば,もう十分,いい夢を見させてもらったと言えるでしょう。
―――声明は以上です。
何卒,よろしくお願いいたします。
公演成立条件の要件緩和について (2022年8月8日 22:00 記述改訂)
公演成立条件:1公演あたり,全曲数の「80% 以上」 (「枝番号:○○-1,2,...」を除き,かつ,小数点以下・切り上げ) の楽曲を聴いており,かつ,全公演時間の「80% 以上」場内に留まっていることを,公演成立条件とします。曲数・時間のうち,いずれか一方でも条件を満たさない場合,当該公演は「棄権」したものとみなします (カウントしません)。
公演成立条件の要件緩和:下部直腸がん 外科手術,および,術後化学予防療法に伴う経過措置のため,2022年6月21日より,当面の間 (無期限),全曲数の「80% 以上」の条件を取りやめ,全公演時間の「80% 以上」を「60% 以上」に緩和した条件で運用します。