2018/01/18
水樹奈々
アニメロミックス presents
NANA MIZUKI LIVE GATE 2018
supported by JOYSOUND なか卯
日本武道館/第5公演
座席 ： 西スタンド 2階-V列-39番 (全席指定)
開演 18:08(.30) → 終演 21:07(.30) (公演時間 ： 2時間59分)
【Set List - セットリスト】
(Opening Movie)
M01. Vitalization
M02. ROMANCERS' NEO
M03. Sacred Force
(MC-1)
M04. Poison Lily
M05. WAKE UP THE SOULS
M06. HOT BLOOD
(Cherry Boys' Act) ※ Theme Song ： 桜坊 (チェリボ) 警察署 音楽刑事 七係
M07. RUSH&DASH!
(MC-2)
M08. ファンタズム
M09. 蒼き光の果て -ULTIMATE MODE-
(team YODA's Act) ※ Theme Song ： OPEN THE GATE - Special Dancer Audition -
M10. GLORIA
M11. GUILTY
(MC-3)
M12. Destiny's Prelude
M13. 粋恋
(Interlude Movie)
M14. Orchestral Fantasia (協奏者 ： 武田真治)
(MC-4)
M15. TESTAMENT
M16. Rock Ride Riot
M17. STARTING NOW!
M18. DISCOTHEQUE
(MC-5)
M19. POWER GATE
～ Encore ～
M20(En-01). ETERNAL BLAZE
M21(En-02). 禁断のレジスタンス
(MC-6)
M22(En-03). SUPER GENERATION
(Ending) ※ S.E. ： POWER GATE
【Comment - コメント】
「奈々さんって，変わった生きものだなあって」 (by 武田真治)
思い起こせば，9年前の LIVE FEVER，2009年1月24日の武道館でした。その「変わった生きもの」の Live 歴がはじまったのは。
長い付き合いの私の友人にして，熱狂的な水樹奈々フリーク，「奈々様のためなら，海外にも飛ぶ」こともいとわない人 (以下「水樹解説委員」) がいましてねえ・・・どういう風の吹き回しか，「1月24日，一緒に，武道館のライヴ行かない？ アーティスト：水樹奈々」というメールがまいりまして。で，当時，声優界のトップランナーである・・・ことくらいは，なんとなく知っていた程度でも，ミュージシャンとしての彼女は，まったく知らなかった私でしたが，なぜか不思議と，0.5秒くらいで「おお，行くわー」と即決して・・・あれから 9年，きょうで 15本目．あのとき，解説委員に「いやー・・・次も強制だからね！」と言われて，強制的に連れて行かれるどころか，私自ら，毎年，必ず 1本は足を運ぶほどの「常連枠」になってしまいました。というか，9年間，1年たりとも穴を空けないミュージシャンも珍しいものです。そもそも，毎年のように Tour を組んでくるあたり，それ自体が，なかなかできないことですしね。
個人的には，水樹奈々様の Live ほど「参加することに意義がある」ものもないと思ってます。行けばわかります・・・では，メモにすらならないので，一応，釈迦に説法的なことを書いておくと，「歌がすごい」「演奏が厚い」「演出が凝りすぎ」，そしてなにより，「場内の隅々まで，客が仕上がりすぎ」。要するに，どのような席であれ，行けば楽しいことは「お墨付き」なわけです。まあ，とはいえ，お近くで拝めるに越したことはないでしょうけど・・・(きょうの) 武道館のアリーナ席は，かなり，もったいない使いかただったと思います。ステージと最前列でも，かなり離れてる・・・明らかに，収録カメラ用のスペースがあったり，ステージから火花が吹いたり，爆竹ドカーンがあったりと，しょうがないところはあるんでしょうけども。
もうひとつ，「とにかく長い」ことも，奈々様 Live の特徴でもあります。なにしろ，平日公演なのに「18時開演」という気合いの入れよう。開演の早さがネックとなって，来られなかった人も，大勢いたでしょうに・・・たしか，近年の武道館だと，21時30分だかで，音止めの時間になったような (前はたしか，22時まで OK だった気がするんですけど)・・・盛りだくさんすぎて，毎回 3時間超は当たり前，千秋楽ともなれば，3時間半を超えることもザラにあります。ド平日で，中継ぎ的な 5本目のきょうも，ほぼほぼ 3時間，みっちりやってくれましたよ。
奈々様の「歌がすごい」こと (声の通り，抜群の安定感などなど) は，もはや，論を待たない程度に観てるつもりではいるんですけど・・・およそ，7日間で 5本目とは思えない声の通り。しかも，休演日もアフレコだったとのことで，声を休ませる日は，まったくなし。それでいて，初日から，どんどん，声の調子が上がってくると・・・これ，千秋楽の 7本目，いったい，どうなっちゃうんだろうという感じです。
「演奏が厚い」ことは，チーム水樹・お抱えのバンド「チェリーボーイズ」のメンバーが，トリプルギター，ツインドラム，バイオリンがデフォルトという凄さ (ギターに「アニキ」が入って，カルテットギターになることも)。これだけでも，十二分の Live 感を出してくれるところ，メンバー紹介ひとつとっても，毎回「テーマソング＆映像」があって。今回は，「桜坊 (チェリボ) 警察署 音楽刑事 七係」・・・ちゃんと，LIVE GATE のコンセプトに合った形で用意してくるあたりが，よくできてるなというか，笑えるというか・・・中には「転売、ダメ！ゼッタイ！」とかいう，笑えないようなノボリまでしつらえてくるし・・・で，演奏ではないですが，"team YODA" もまた，毎回「テーマソング＆映像」を作ってきて。今回は "OPEN THE GATE - Special Dancer Audition -"．ダンスパフォーマンスを経て，「全員がチャンピオンだ！」とかいうオチでしたが・・・毎回，よう作り込んでくるし，この「おバカなことを本気でやる」姿勢こそ，チーム水樹の本懐なんだろうな。
team YODA も演出と言えるでしょうけど，「演出が凝りすぎ」なのも見どころ。今回の出オチは，武道館だけに，そんなに派手なのはやれないだろうなー・・・HARLEY-DAVIDSON ならぬ "NANA-DAVIDSON" (ハーレーの改造三輪車！) を，スタート 3曲のためだけに用意するおバカぶり (褒めてる)。三輪車だと，四輪の運転免許で運転できるらしいんですけど，奈々様の免許は「AT 限定」だそうで，MT のハーレーは運転できず，「けん引」してもらったそうで (´つヮ⊂)ｳｫｫ(´つヮ⊂)ｳｫｫ ちなみに，セットは Golden Gate Bridge をイメージしたものでした。撮影 (けん引) は，東京湾岸だったそうです。
きょうで，武道館での Live は 10本目とのこと (意外と少ない？)。ロックの聖地であることを意識してか，セトリに，バラードをほとんど入れてこないとか，客に向かって「覚悟はいいかー！」と，準備どころか「覚悟」を求めてくるとか・・・なんかもう，完全にロッカーの魂を感じますよ。
最大のハイライトは，終盤の映像で，GATE が封鎖されてしまい，音楽の力と，協奏者がもつ 7つの鍵で，再び GATE を開けるストーリーで，突然の「協奏者」こと，武田真治御大が登壇。なるほど，M14 の「日替わり」は，そういう意味だったのか！これまでの協奏者は，スガシカオ，FLOW (KOHSHI，KEIGO)，谷山紀章，クリス・ハート，そして，きょうが 武田真治。ミュージカル「ビューティフル」で共演した「ビジネスライクな」仲だそうで。奈々様自ら，武田御大に打診して，「サックスが入ってない曲で，激しめの曲」をオーダーしたところ・・・武田御大に曰く「こんなのがくるとは思ってなかった，過去最高の見せ場だらけ」の Orchestral Fantasia．あまりの転調の多さに，「チェリーボーイズのみなさん，これ，2時間半とか演るんでしょ？あの，『転調手当』とかもらってんじゃないの？」と言わしめるほど，大変だったようで・・・しかし，終始，サックスは抜群の見せ場だらけで，これは，実にいいものを観せていただきました。
そこからの MC で，武田御大から，「ビューティフル」の稽古場と，公演初日終了の挨拶で (千秋楽のごとく) 泣きまくる奈々様映像を晒すという，客にとっては天国，奈々様にとっては地獄のような時間が。武田御大に曰く「みなさんの奈々さんを前に，誰だお前？」的な雰囲気どころか，客席から「真治コール」が 3回も起こる盛況ぶりで，あまりの MC の長さに，奈々様から「早くお帰りください」とまで言われる始末・・・それにしても，武道館ゆえに，スタジアム級よりかは，どうしても派手さを潜めるところはあれど，それを補って余りある客演と MC．素晴らしい。まあ，ハーレー乗りつけでも十二分な気もしますけど・・・あれでもまだ，だいぶ控えめなのです，たぶん←
LIVE GATE のテーマ曲 "POWER GATE" や，12年前のバースデー武道館でも披露し，きょうが，曲自身の誕生日でもあった "SUPER GENERATION" など，セトリの後ろにいくほど定番が多く，私も自然と，後ろにいくほど昂ぶりが・・・後ろのほうは，武道館の最後列 2列前でジャンプするのが，けっこう怖くて，そっちのほうが気になってしまいましたが・・・そもそも，武道館の 2階席でジャンプすること自体，あんまりオススメいたしません。その意味では，燃焼しきれなかった人も多かったかもしれませんね←
Encore も終わり，奈々様がハケてなお，"POWER GATE" のジンガロングは止まず，最後は，「LIVE GATE 有志」による三本締めが，あちこちで発生。さらに，「おつかれさまでしたあああああ！！！！！」「ありがとうございましたあああああ！！！！！」と，明らかに，武道館に響くような声の大きさで挨拶して去る客も，後を絶たず。これぞ，奈々様 Live ならではのアツさであり，私見では，「水樹奈々の Live は，もはや『スポーツ』である」とまで思わせるゆえんでもあります。
―――さて，実は，この続きがあって，千秋楽にして，奈々様バースデーの 21日，ユナイテッド・シネマ浦和で「ライヴ・ビューイング」(LV) なるものに行ってまいります。武道館で体感したものと，映画館で体感するもの，どのような違いがあるのか・・・1度，奈々様 LV は経験済みなだけに，楽しみでもありますし，若干の不安もありますが・・・とにかく，もう，午前 1時過ぎですし，きょうのところは，このへんで。あいかわらず，ペラッペラ，かつ ＼ 知ってます ／ 的なコメントで恐縮ですが・・・しかし，Twitter などに投稿していたら，いつまでたっても終わらない量ゆえ，この場を借りて，はじめて，このくらいのことを書いてみたという感じでもあります。
【蛇足1】 「supported by JOYSOUND なか卯」，いつもの "Calbee" が消えてしまったのは・・・うーん，やっぱり，ポテリッチの事案があったからでしょうか (´・ω・｀)
【蛇足2】 冒頭の「水樹解説委員」っさん，最近，さっぱり連絡がとれず (LIVE GATE の券もお願いしてたんですけど，結局のところ，自分で取って行きましてん)・・・いや，7days のうち，どこかにでも来てればいいんですが・・・間違って読んでたら，連絡ください (謎の業連的な)。
