My Live History and Set List on phyo (phyocc)

My Live History and Set List on phyo (phyocc)

My Live History,および,Set List の「公開型保管庫」でございます (2018年1月1日 からは,ごく簡単なコメントを添えることもあります)。それ以外の目的 ならびに 存在価値は・・・一切,ございません。(^^;; ちなみに,参加率は 98% 以上です。

【重要なお知らせ】今後の Live 参加活動に関する制限・制約について (詳しくは,2022年3月19日付のリリース記事,および,2023年5月31日付のリリース記事 をご覧ください)。

筆者の病気療養に伴う公演キャンセル事案が,相当多数に上っているため,2022年5月7日 (公演番号 1209/35) 以降の公演について,当面の間 (無期限),「予定される公演番号」の付番を見合わせています。実際に,公演に参加できたものから,順次,確定番号として付番します。

すべての Set List および コメントは,ご自由に お持ち帰りください。引用,転載,直リンク,なんでも していただいて,かまいません。事前・事後の ご連絡,出所に関する銘記なども,一切不要です。とりあえず,適当に,お気軽にどうぞ。(*ω*)ノ ( by @phyocc ) ( about )

(864/49) チャットモンチー『誕生』リリースイベント誕生会 (w/ 月の満ちかけ,ペペッターズ)

2018/06/25
チャットモンチー (w/ 月の満ちかけ,ペペッターズ)
チャットモンチー『誕生』リリースイベント誕生会
渋谷 WWW X


整理番号 : 1F立見 整理番号 122 (オール・スタンディング)
開演 19:01(.30) → 終演 21:34 (公演時間 : 1時間48分30秒) ※ 転換待ち 44分を含まない


【Set List - セットリスト】

各所の記事に,すべて掲載されていますので,そちらをご覧ください。ここでは,rockin'on.com,Natalie の記事を掲げておきます。

  1. チャットモンチー「誕生会」/渋谷WWW X ライブレポート
  2. 【ライブレポート】チャットモンチー、最後のライブハウス公演はニューアルバムの「誕生会」に

チャットモンチーのみならず,月の満ちかけ,ペペッターズの 2組に至るまで,きちんと掲載されているあたり,(少なくとも,公演当時まで,まったく存じ上げなかった私としては) たいへんありがたいことです。




【Comment - コメント】

・・・うかうかしていたら,もう,7月になってしまいました (公演日は,実に 6日前の 6月25日)。この間,各所でライヴレポートが掲載され,また,「完結」に関する特集記事なり,最後の作品となった「誕生」に関するインタヴューなり,ディスクレヴューなりが次々と掲載・寄稿され,私自身,まだ読み切れていないところも少なくないんですが・・・そしてなにより,「完結」に寄せる「誕生」もリリースされ,1日中,その新譜を聴いたところで書いています。本当は,そんなつもりもなかったんですが・・・ #仕事遅すぎ
本当は,7月4日の武道館まで書きたかったんですが,どうにも,できそうにありません (ここからはじまる 4days の壁)。これでさえ,翌日 (6月26日) までに書けなければ,もう書かないと決めていたんですが・・・やっぱり,どうしても,書かないと (気分的に) ひっかかるところが。まあ,7月からは,基本的には (他の事情もあって),あきらめますけどねえ・・・
「完結」を前にして,悲壮感など一切感じさせないばかりか,武道館を前に,ひと足早く泣くつもりでやってきた私を,ものの見事に笑かしてくれたチャットには,最後まで,わが道をゆく美学さえ感じさせてくれるものがありました。そしてなにより,この距離感。整番に恵まれたこともあって,新宿 LOFT で観た「変身 Tour」よりも近い。ややもすると,「YOU MORE 前線 Tour」の中野サンプラザ,結果的に,クミコン (高橋久美子/Dr.,ex. チャットモンチー) のラストランとなったあのとき,奇跡の最前列よりも近いかもわからん。ここにきて,まさか,ライヴハウスのチャットを,武道館の最前列よりも (圧倒的に) 近い距離で感じられるとは,夢にも思っていませんでした。わがチャット人生,これでもう,悔いはありません (武道館さえ完遂できれば)。

―――もう,いろいろとレポートも出ていますし,これ以上,書くこともないのでしょうが,レポートでは,あんまり触れられることもないであろう,私なりに感じたことを。なお,公演当日は,チャットの新譜「誕生」を含めて,一切の曲を知らぬままに現場入りしたことを,あらかじめお断りしておきます。

(1st Stage - 月の満ちかけ)
[ Start 19:07 - End 19:32 ] (25分)

"CHATMONCHY Tribute ~My CHATMONCHY~" で,一般公募から選ばれた 2組のうちの 1組。もともと,結成も 2017年10月23日,2人組のバンド,というかユニット (?) なんですけども,今回,この舞台のために,5人のサポートを引き連れた,7人の大所帯で登場してきました。気合いの入りかたがすごい。
で,まず驚いたのが,この時点で,すでに満員でした。いや,2分弱で SOLD OUT してるんですから,満員であることに,何ら違和感もないんですけども,ここにいるほとんどの人が,チャット「だけ」を目当てに来たのではなく,トリビュートの公募で選ばれた人たちは何者なのか,それ自体も楽しみに来ていたことは,容易に感じ取れる雰囲気でした。「月の満ちかけ」という名前らしく,やわらかな音色と MC が,「小さなキラキラ」そのもののような美しいステージで,最後の曲の前には「え~~~」という (おなじみの) 声まで入ってきました。
チャットのリリースイベントに呼ばれた (しかも,持ち時間が異例の 25分!) ことが,よほど畏れ多かったのか,熊谷 (熊谷あすみ/Vo.) さんから「こんな無名の私たちを呼んでも,メリットとか,ないと思うんですよね」なんていう話もありましたけども・・・私自身は,むしろ,チャットのメンバー自身が選んだ人たちのステージに,フロアがどう反応してくれるか,すごく気になっていたんじゃないかと思ってます。トリビュートの曲はもとより,月の満ちかけ自身の曲も含めて。その意味で,チャットにとっても,メリットしかないと感じました。もちろん,私を含む,ほとんどの人にとって「未知の領域」なんでしょうけども・・・ステージの演奏に聴き入るフロアの空気感と,1曲終えるたびに起こる拍手から,呼ばれて然るべき人たちだったと感じました。
なお,個人的にも「女子枠」(女性ヴォーカル) というだけあって,今後も気になる存在です。

(2nd Stage - ペペッターズ)
[ Start 19:44(.30) - End 20:09(.30) ] (25分)

こんなことを言う日がくるとは,思いませんでした。次は『チャットモンチー』です。最後まで,楽しんでいってください。ペペッターズでした」
2組目のペペッターズ,多くを語らず,颯爽と,5曲を演奏して去っていきました。のちに,チャットのあっこびん (福岡晃子/Ba.,etc.) にも「なんかこう,演奏で語るみたいな奴らが・・・」と評されてましたけども,その演奏の上手さを前にすれば,あえて,多くを語る必要もないのかもしれません。むしろ,演奏以外で目を引いたのが,広村 (広村康平/Gt.) さんのステージ衣装たる「秘蔵のTシャツ」。やはり,あっこびんに「ヤバいファンやな」とまで評されるチャット愛も秀逸でした。
で,演奏自体は,ガッツリと 3ピースのロックバンド。しかも,トリビュートの曲が「こころとあたま」・・・普通に考えれば,オリジナルの曲調に近い感じで攻めてくることになろうところ,あえて,ユルいアコースティックに「変身」させるところが面白かったです。それも,公募の中でも一番丁寧な音源づくりをしてきたというだけあって,そのクオリティもピカイチでした。彼らよりもメジャーなバンドもたくさんいますけど,正直,彼らを見習って,もっと上手くならないかん人も,けっこうおるよ・・・というくらいの貫禄がありました。

(3rd Stage - チャットモンチー)
[ Start 20:35(.30) - End 21:34 ] (58分30秒) ※ Encore 待ち・2分を含む

まず,19時を過ぎたころ,突然の「前説」として登場してきました。今回,「誕生」のリリースイベントであるとともに,"CHATMONCHY Tribute" のパーティーもやりたいとのことで,前出の 2組にも出てもらった経緯を話してくれたんですが・・・なぜか,メンバーの好きな食べ物ばかりに触れてきます。のちに「伏線回収」っぽいものはあったんですが・・・「チャットらしく,ユルくやりたいと思いますので,よろしくお願いします」という開幕 (?) 宣言も然り,この調子は,最後まで変わることはないんでしょうか。
"CHATMONCHY Tribute" も,いくらでも,メジャーなバンドがやりたがるでしょうし,事実,ものすごく個性的な作品に仕上がっていると思ったんですけども,あえて,公募で選んだ人たちを加えることに意味があったことは,持ち時間の長さ,紹介の丁寧さからしても,本当に,チャットがやりたいことを最後までやる,自分たちが選んだ人たちには,最大限の敬意をもって活躍の舞台を用意する,そんな意思の現れだったような気がしました。
さて,セトリですが・・・実は,プレリリースされていたにもかかわらず,何も聴いてきませんでした (Mステでやってた「たったさっきから3000年までの話」くらい)。それゆえ,この曲はこれかなとか,勝手に想像しながら聴いていたわけですけども,結果的には,だいたい合ってました。完全に「後出しジャンケン」ですけど← えっちゃん (橋本絵莉子/Gt.,etc.) の息子さんの歌声が入った「びろうど」だけは,セトリから外れていたんですけども,これも含めて,最後まで「尖り散らかすバンド」だなあと感じずにはいられませんでした。7曲の中に,打ち込みあり,コラボあり,クミコンの作詞あり,今のチャットにできることのすべてを注いだ最新作でした。
"chatmonchy has come" の 1曲目の「ハナノユメ」から 12年半,「誕生」の 1曲目 "CHATMONCHY MECHA" のリードから「たったさっきから3000年までの話」,ようまあ,ここまで (歌詞も曲調も) 変わったもんだと,驚くばかりです。という私,2010年くらいから入った (2008年「チャットモンチーのすごい2日間 in 日本武道館」すら通過してしまった) 人ですので,あんまり昔のことは存じ上げずなんですけども・・・3 → 2 → 6 → 2 と,メンバーも変われば,曲調も,演奏スタイルさえも変わる,これほどまでに,次の展開を楽しませてくれるバンドは他にいない,稀有というより,唯一無二の存在でした。その集大成が,武道館のワンマンで観られるものと思ってるんですけども,その前に,こうして,WWW X という (チャットにしては) 決して大きくないハコで,2人のプレイを間近に観られたことは,本当に貴重な機会でした。「チャットモンチー・メカ」の礎 (いしずえ) ともなっているであろう,マルチプレイヤーとしての道。あらためて,ピンチをチャンスに変えようとした 2人に,最大級の賛辞を送りたいと思います。
演奏は真摯に,MC はお気楽に。これもまた,チャットの美学 (というより,おそらく「自然と」そうなっている) が徹底されていました。スクリプトは,各所のレポートにおまかせしますけども,湿っぽさなど一切ない,ある種の「打ち上げ」のような雰囲気でさえありました。それこそ,武道館なり,こなそんフェスなりを終えたあとに観るべきような。個人的には,デビュー当時のえっちゃんが,Live のときの「ありがとう」に心がこもってなかった (しかも,そこを否定しなかった) 話と,最後の Mステに出たとき,えっちゃんが,カバンの中に「ほろ酔い」を忍ばせていたばかりか,「私,テレビ出るの,大っ嫌いやねん」と,なんともあけすけに言ってしまったところが,痛恨の一撃でした。もともと自由奔放なチャットの MC,最後のライヴハウスにして,最大級のあけすけぶりが聞けたことが,ある意味で,一番の収穫だったかもしれません (´つヮ⊂)ウォォ(´つヮ⊂)ウォォ
ゲストとして,楽曲にも参加した「DJみそしるとMCごはん」(おみそはん,これで 1名),そして,チャットの同期にあたる Base ball Bear から 小出祐介 (Vo.,Gt.) の 2名が登場しましたが,おみそはんとのコール&レスポンスで,月の満ちかけとペペッターズのメンバー紹介で触れた「好きな食べ物」をコールするという,なんとも粋なはからいもありました。かたや,小出さんにいたっては,(Encore の) シークレット扱いということで,うかうか外にも出られず,楽屋で 8時間も待たされた末の登壇でしたが・・・まあ・・・同期だけあって,好き放題言ってましたね。当時は,チャットのことが嫌いだったとかいう,おいそれ「完結」の 1ヶ月前に言っちゃう話?みたいなところまで。もちろん,彼らが対バンを組んだりする中で,絆を深めていった事実は揺るがないにせよ,小出語録に載せたい「田舎から出てきたバンドが,いきなり,ちやほやされやがって・・・下北の泥水をすすったこともない奴らに,俺達の気持ちなんて・・・」みたいな (´つヮ⊂)ウォォ(´つヮ⊂)ウォォ そんな小出さんと,最後は「恋の煙 (同期 ver.)」という名の「カラオケ」で終了ですからねえ。あっこびんが「なんや,スナックみたいやな」って言ってましたけど,最後のライヴハウスの締めが,こんなんでいいのか的な・・・いやいや,これぞチャットらしくて,最高じゃないですか。
最後まで,爆笑に次ぐ爆笑で終わってくれた,WWW X でのライヴハウス納め。まだまだ,笑いどころもたくさんあったんですけども,泣くつもりで来た私がバカだった・・・いい意味で,期待を裏切ってくれて,本当に感謝しています。まあ,武道館では泣くんでしょうけど・・・そのときまで,涙腺はとっておきましょうか。

―――ところで,ガールズバンドって,やっぱり「尖ってナンボ」っていう雰囲気があるんでしょうかね?だいたい,みんな,最初は「尖ってる姿を見せる」「野郎どもからナメられないようにする」ところから始まってるような気がするんですけども・・・チャットの大車輪の活躍はもとより,その後,数々のバンドの尽力もあって,ガールズバンドが,すっかり市民権を得たいま,「尖ることに対する潮目」も変わってくるかもしれませんね。




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