My Live History and Set List on phyo (phyocc)

My Live History and Set List on phyo (phyocc)

My Live History,および,Set List の「公開型保管庫」でございます (2018年1月1日 からは,ごく簡単なコメントを添えることもあります)。それ以外の目的 ならびに 存在価値は・・・一切,ございません。(^^;; ちなみに,参加率は 98% 以上です。

【重要なお知らせ】今後の Live 参加活動に関する制限・制約について (詳しくは,2022年3月19日付のリリース記事,および,2023年5月31日付のリリース記事 をご覧ください)。

筆者の病気療養に伴う公演キャンセル事案が,相当多数に上っているため,2022年5月7日 (公演番号 1209/35) 以降の公演について,当面の間 (無期限),「予定される公演番号」の付番を見合わせています。実際に,公演に参加できたものから,順次,確定番号として付番します。

すべての Set List および コメントは,ご自由に お持ち帰りください。引用,転載,直リンク,なんでも していただいて,かまいません。事前・事後の ご連絡,出所に関する銘記なども,一切不要です。とりあえず,適当に,お気軽にどうぞ。(*ω*)ノ ( by @phyocc ) ( about )

(862/47) miwa live at 横浜アリーナ “acoguissimo 47都道府県 ~完~”

2018/06/10
miwa
miwa live at 横浜アリーナ
“acoguissimo 47都道府県 ~完~”
横浜アリーナ/第15公演/収録公演


座席 : センター D1ブロック 3列-2番 (全席指定)
開演 17:06(.30) → 終演 20:08 (公演時間 : 3時間01分30秒)


【Set List - セットリスト】

M01. don't cry anymore
M02. 君に出会えたから
M03. アップデート

(MC-1) ※ 「miwa に言いたい!」のコーナー ~ ドライブソング (神奈川 ver. / 1-chorus)

M04. 441

(MC-2) ※ 「miwa に聞きたい!」のコーナー

M05. super heroine
M06. つよくなりたい

(MC-3)

M07. 夜空。(feat. お客さん→)

(MC-4)

M08. Wake Up, Break Out!

(MC-5)

M09. 泣恋
M10. Chasing hearts

(MC-6)

M11. chAngE
M12. Faith
M13. We are the light

(MC-7)

M14. ヒカリヘ


~ Encore ~

(MC-8)

M15(En-01). 春になったら

(MC-9)

M16(En-02). ミラクル

(MC-10)

M17(En-03). 360°

(MC-11)

M18(En-04). アコースティックストーリー (新曲)

(MC-12)

M19(En-05). 結 -ゆい- (合唱 ver.)

(Ending) ※ S.E. : 結 -ゆい-




【Comment - コメント】

はるばる,横アリから 2時間半,家に帰ってきてから,寝る前に,メモ書きしてしまうかどうか迷っていたら・・・そもそも,帰ってきた時点で,早々に記事が上がってましたね*1 *2 (1日経って,すでに相当ありますけど,とりあえず,当日中に上がってきた 2本を)。ということで,「以上」でもいいですし,そうしておくほうがいいのかもしれませんけども・・・非常に月並みながら,アコギ・1本で,ここまで人とつながれるのかと,敬服するほかない完結劇でした。もともと,アコギ・1本で,47都道府県を回ります!という「宣言」から始まったものを,8年かかって有言実行,それだけでも偉業なところ,東京では,センターステージの武道館 2days (25,000名),miwa ちゃんのホームとなる神奈川では横浜アリーナ (10,000名),しかも,両会場ともに,女性ミュージシャンとして,史上初の「アコギ・ソロ弾き語り」のステージに立つという,スケールの面からしても,とんでもない偉業を成し遂げてしまいました。女性ミュージシャンじゃなくても偉大です。
私自身,高々,3都県・4公演しか観ていないままに,きょうが「acoguissimo の集大成」などと,うっかり言ってしまっていいものかわかりませんが・・・「アコギでつながる」という本質では,小さい箱から大きい箱まで,何も変わっていない印象を受けました。と言えるのも,先に執り行われた,私の第2の地元・埼玉 (彩の国 さいたま芸術劇場,キャパ 500強!) に行けたからこそ。大箱しか行けてなければ,小さい箱,地元の箱という一面は,ぜんぜん知らなかったはず。あらためて「埼玉の奇跡」に感謝しなければなりませんな。
さて,足掛け・8年の acoguissimo で,まず驚くのが,この 8年,やることがまったく変わっていない,ということでした。すなわち,ステージに立つのは miwa ちゃん・ただ一人,ゲストも原則なし (きわめて例外的に,1曲くらい,飛び入りがあったとかなかったとか・・・という程度)。「miwa に聞きたい!言いたい!」のコーナーも,初回からずっと続けていて,ファンとの会話を大切にしてたんですね。きょうの横アリなんて,それこそ,acoguissimo 史上最長距離 (ステージ-スタンド・最後列の 2つ前) で会話してましたしね。「あの距離で会話してるんだよ!ウケる~」という miwa ちゃんを見るに,もはや,つながることに距離は関係ないんだなって。よく,売れっ子になると,ファンとの距離が遠くなる・・・なんていう人も少なくないですけど,もしかしたら,距離を遠く感じているのは,私も含めたファンの側だけだったりするのかもしれませんね。
そんな acoguissimo,横アリのステージには,スタンドマイクと一輪の花,そして,これまでの acoguissimo の道のりを表すかのような,シンプルな入場門らしきもの。横アリ級のステージにしては,これでも,十分すぎるほどシンプルです。収録公演ゆえ,スクリーンもありましたし,これでもかと,カメラの存在も目立ちました。そして,自分の席に着いて周りを見渡したところ,絶句・・・センター Dブロック,いっちゃん遠いことはわかっていたものの,前をさえぎるものは何もなし,すぐ左手には,どっからどうみても,どこかで周るためにあるとしか思えない,柵つきの通路が。否が応にも,期待が高まります。
客電が落ち,ステージセットの奥から登場した miwa ちゃん。デビュー曲 "don't cry anymore" から・・・曲の一々については,先発の各記事以上に言える力量もありませんので,そちらでも読んでいただければ (アセアセ ただ,「弾き語り」というイメージをひっくり返すような盛り上がりを見せてくれる人が,たまにいるんですけども,miwa ちゃんなど,その最たるもので,タオルは回るわ,コール&レスポンスはあるわ,バンドサウンドのそれと変わることのない熱・・・なんでしょうね?クラップくらいならわかるんですけども,こんな弾き語りのノリ,なかなか体感できないものです。
デビュー前からあった曲にして,47都道府県・すべてでやってきたという,acoguissimo の守り神的な "441" を終えたところで,10歳でヴォイス・トレーニングをはじめ,15歳で Sheryl CrowAvril Lavigne を愛し,シンガー・ソングライターになりたい夢を抱き,17歳で,下北沢のライヴハウスまで自ら (自転車で!) 通い,Live の出演をブッキングして・・・というエピソードを話す miwa ちゃん。"super heroine",「つよくなりたい」は,あえて,深く考えるまでもなく,そんな miwa ちゃんの決意そのものでした・・・と思っていたら,本人も,そのように言ってましたね。
その当時から,アンケートを必ずとって読んでいるほど,ファンの反応を大事にしてきた miwa ちゃん。これだけのビッグネームになっても,その姿勢は,まったく変わることなく・・・必ずしも,いいことばかり書かれているわけでもないでしょうに,なんと律儀なことであろうかと,感服するばかりです。基本,マイナスの話しか立たないと思ってやまない私になど,とてもじゃないけど,絶対にできない所業です (いわゆる「エゴサーチ」など絶対しないのも,その前提があるから,あえて,やろうという気も起きないだけで・・・)。そんな,ファンの声を象徴する「miwa に聞きたい!言いたい!」のコーナーも,これで最後。どんな場所でも,スタイルを変えないというのが,各地のファンとつながりたい miwa ちゃんの,徹底したこだわりを感じさせてくれます。終着地にして,おそらく,数1,000名も入れたであろう中から,読み上げられた 12名を,簡単に紹介します。

  1. 【言いたい】平塚の七夕祭りがオススメです。7月7日は,毎年盛り上がります!
  2. 【ドライブソング】横浜ベイブリッジを通るときに,左にはマリンタワーが,右には観覧車が見えます
  3. 【言いたい】相模湖の紅葉が,キレイでオススメです。ただ,幽霊が出るから気をつけてください → (miwa) 小学校のとき,ピクニックランドに行ったことあります
  4. 【言いたい】大さん橋から見る景色がキレイで,オススメです
  5. 【言いたい】鎌倉にある紅谷さんの「くるみっこ」がオススメです。いつも,すぐに売り切れちゃうくらい人気です。ぜひ,食べてみてください → (miwa) 朝一で,藤沢のお友達と明月院に行ったら,激混みだった (開門前から,駅からずっと行列ができてたけど,アジサイの花を撮ってきた)。知ってたら,食べてたんだけどなあ
  6. 【言いたい】横浜といえば,中華街,山下公園氷川丸マリンタワーといった名所がありますが,miwa さんにとって,思い出に残る風景はありますか? 個人的には,「あぶない刑事」のロケで,タカと勇次のコンビが見られた思い出があります (53歳・男性) → (miwa) 氷川丸の中には,何があるんですか? → (客席) なんにもないよ! → 氷川丸の中には,夢が詰まってるぞ!
  7. 【ドライブソング】(夜景がキレイな) みなとみらいを通るときに,左には赤レンガ倉庫が,右には観覧車が見えます。デートにもオススメ
  8. 【聞きたい】悩みがあるときに,どんな曲を聴きますか? → (miwa) その時々のお気に入りかな。最近は,洋楽のプレイリストを作ってます・・・これ,ミューズノートで話しますね
  9. 【聞きたい】きょうは,仕事を休んで,大阪から来ました。そんなわけで,職場に,お土産を買って帰らないといけないんですが,イチオシのお土産はありますか?新幹線で帰るので,新横浜の駅で買えるものがいいです → (miwa) (客席にいろいろ聞いて)「横濱ハーバー」がいいんじゃないでしょうか
  10. 【聞きたい】「ヒカリヘ」のピアノ弾き語りは,無事に成功しましたか? → (miwa) ミューズノートを聞いてくれてたんだ。ハワイで,親友の結婚式があって,無事に成功しました。ただ,鍵盤からバイオリンの音がして,新郎さんが,グランドピアノの音に直してくれました
  11. 【聞きたい】最近,泣いたことはありますか?あるとすれば,どんなことですか? → (miwa) それこそ,親友の結婚式で,ブライズメイドで参列したときに,本当の親友 (もうひとり参列した人) が号泣して,もらい泣きしちゃいました
  12. 【聞きたい】横浜といったら中華街ですが,中華では何が好きですか? → (miwa) 小籠包,肉まん,ホイコーロー,フカヒレ,チャーシュー・・・(miwa からの逆返しでも「小籠包」でした)

※ 【ドライブソング】というのは,質問用紙の 1問目「miwa に言いたいこと (地元オススメのグルメ・名所,ドライブソングにちなんで,橋や大通りを走るときに左と右に見えるもの)」にあるもので,寄せられたネタでもって「ドライブソング」(地元 ver) を,1番だけ歌ってくれるものです。

10代,20代が多いことは間違いないですが,53歳まで,幅広く取り上げられていました。「あぶない刑事」の思い出が出てくるとは思いませんでしたが,36歳の私は・・・横浜で言えば・・・逃げ恥・・・とか←
続く「夜空。(feat. お客さん→)」は,10,000人の観客を前にして歌う,しかも,映像作品として残るという超特典つきで,あまりにも希望者が多くて・・・miwa ちゃんも決められず,やっぱりというか,なんというか,「10歳以下」に限定して,結局,9歳の女の子が歌ってくれました (お名前も,きっと出るんでしょうね)。これがまた,いきなりの大舞台とは思えぬほど,堂々たるパフォーマンスで・・・終わってから,miwa ちゃんに「音程を外してしまって」・・・なんて反省 (?) も述べてましたけど,10,000人の観客を前にして,ステージに出てきて歌えるというだけで,もはや値千金,将来,大物になるは必至ですな。10,000人の歌なり,クラップによるアシストも手伝って,もっとも心温まる時間だったと感じました。
さらに,リクエストコーナー (M08) で候補に挙がった曲たちを。

  1. いくつになっても
  2. ウソつき
  3. Live First Die Young
  4. Wake Up, Break Out!
  5. スマイル

奇しくも,「miwa live at 武道館 “We are the light ~38/39DAY~”」でもやった,"Wake Up, Break Out!" になりましたね (八木ちゃんが持ってきたリクエストペーパーには,読み切れないくらいの数の名前が)。武道館のときは,eji さんの鍵盤と一緒だったんですけども,意外なことに,本当のソロ弾き語りというのは,私自身,はじめて聴いたかもしれません。
埼玉のときは,(ほぼ) 終始スタンディングだったんですけども,きょうの横アリは,曲調によって立ったり座ったりできたことも,アコギらしいゆったり感があってよかったです。この Tour のために,"Go! Go! GUITAR" の取材班と 3件の楽器屋を回って用意したという Martin とともに,アルペジオで奏でる「泣恋」,そして "Chasing hearts" (acoguissimo ver.) は,至福のひとときでした。で,このままゆったり終わるはずもなく,再び総立ちにさせて,"chAngE","Faith" で,冒頭の「アコギの Live らしからぬ」タオル回しに「オイ!オイ!」というコールまで加わるシーンが。そこからの,miwa ちゃんのあたらしいテーマ曲になりつつある "We are the light" では,舞台左右の幕が下りて,神々しい光を放つハイライトでした。
本編最後の MC では,最近の miwa Live では欠かせない口上「ここに来てくれているみなさんが,私にとっての光です」・・・もうすでに,言葉に詰まる miwa ちゃん。武道館では,最後の最後に,せきを切ったように,涙があふれてきてたところを思い起こしましたが・・・最後の「ヒカリヘ」まで,凛とした姿を見せてくれていました。
Encore では,ステージに置かれた一輪の花に込めた想いを話しました。「つよくなりたい」までは,決意を込めたゼラニウム (花言葉が「決意」),「ヒカリヘ」までは,希望の光を込めたトルコキキョウ,そして Encore では,みんなとの絆を込めたバラを用意したとのことです。花ひとつとっても,メッセージが込められている・・・いつものステージなれば,ややもすると見落としてしまいそうなところ,シンプルなステージだけに,よく映えてました。というより,ほぼ,スクリーンでしか見えなかったんですけども,そのカメラワークが,また美しいんですよ。
で,冒頭からずっと気になっていた,私の目の前にある,アリーナ席とセンター席とを分ける「柵つきの通路」。アコギで日本一周になぞらえて,反時計回りに歩いて,ちょうど 90°まできたところで,1曲ずつ歌っていくんですけども・・・そこには,関係者という名の「miwa バンド」の姿が。アリーナ D では,eji さんの目の前で「春になったら」を歌い,八木ちゃんにまで (すぐそこで観ていた)「奥さんにひとこと!」と振ってみせたり,給水ポイントでは,オバタコウジさんが水を持ってスタンバイして (それがまさに,私の目の前で!),さらに,アリーナ A では,まゆみっくす (藤田真由美) に,ROCKIN' ON JAPAN の小柳編集長 (miwa ちゃんを,ずっと取材している第一人者) と娘さんまで登場する,まさに,オールスター凱旋。しかしあくまで,歌うのは miwa ちゃんひとり,どうみても,アコギの弾き語りでダンスさせるミュージシャンなんていないであろう「ミラクル」に "360°" と続けたところで,メインステージに戻ってきて,いよいよ,あの新曲の完成形が。
あんまり,自分のことを歌わない miwa ちゃんにして,ここまで,パーソナルな曲を作ることもないその曲は,acoguissimo Tour を通じて・・・いや,この Tour だけじゃなくって,8年間の,もっと言えば,はじめての弾き語り,miwa ちゃん自身の原点から今日までの歩みを歌った「アコースティックストーリー」でした。タイトルからして,miwa ちゃんの歩みそのもの,もう,何も言うこともないでしょうけども・・・埼玉に足を運んだ者として,現地で収録したコーラスがどんな感じかが気になります。もしかしたら,すごく貴重な経験だったのかもしれません。
acoguissimo ステージのラストは,47都道府県,最後まで miwa ちゃんと共にした相棒の Gibson,そして,10,000人の大合唱とともに,「結 -ゆい-」(合唱 ver.) を。有終の美を飾った miwa ちゃんが「またねーーー!!」と去っていく表情に涙はなく,実に晴れやかな笑顔でありました。

―――以上で,acogiossimo の「1周目」が完結したわけですが,くどいようですが,高々・4公演で,acoguissimo の何たるかが・・・なんてわかったつもりは,まったくありません。せいぜい,miwa ちゃんの原点に,ほんのちょっと触れることができたくらいだと思ってます。ただ,miwa ちゃん自身,知らない土地に行って,自分の曲を知ってくれている人たちがいるという新鮮な感覚をもったくらい,本当に,地域に根ざした全国行脚だったことを思えば,必ずしも「数を稼ぐ」ことが偉いわけでもないような気もしています (全国行脚されるみなさんの行動力には,脱帽するほかないですけども)。4つとはいえ,規模の大きな東京,神奈川,そしてなにより,まさかの第2の地元・埼玉に行けたことは,われながら,本当に要所を押さえられた,大きな収穫だったと思います。
なお,公演時間は 3時間にも及びましたが,MC の数を見てもおわかりのように,全体の半分は MC です。普段の Live でも,決して MC が少ないほうではないんですけども,そこでも,なかなか話せないこと,とりわけ,ファンと直接話す機会が多いことも,acoguissimo が愛される理由なのかもしれません。
次は miwa BEST Tour.今から,どこに行くか (行けそうか) を思案しておきたいと思います。




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