My Live History and Set List on phyo (phyocc)

My Live History and Set List on phyo (phyocc)

My Live History,および,Set List の「公開型保管庫」でございます (2018年1月1日 からは,ごく簡単なコメントを添えることもあります)。それ以外の目的 ならびに 存在価値は・・・一切,ございません。(^^;; ちなみに,参加率は 98% 以上です。

【重要なお知らせ】今後の Live 参加活動に関する制限・制約について (詳しくは,2022年3月19日付のリリース記事,および,2023年5月31日付のリリース記事 をご覧ください)。

筆者の病気療養に伴う公演キャンセル事案が,相当多数に上っているため,2022年5月7日 (公演番号 1209/35) 以降の公演について,当面の間 (無期限),「予定される公演番号」の付番を見合わせています。実際に,公演に参加できたものから,順次,確定番号として付番します。

すべての Set List および コメントは,ご自由に お持ち帰りください。引用,転載,直リンク,なんでも していただいて,かまいません。事前・事後の ご連絡,出所に関する銘記なども,一切不要です。とりあえず,適当に,お気軽にどうぞ。(*ω*)ノ ( by @phyocc ) ( about )

(854/39) 片平里菜 デビュー5周年企画 ‐2部構成‐ 「愛のせい」アルバム全曲再現ライブ & シングル全曲ライブ (東京公演)

2018/05/10
片平里菜
片平里菜 デビュー5周年企画 ‐2部構成‐
「愛のせい」アルバム全曲再現ライブ & シングル全曲ライブ
EX THEATER ROPPONGI/第1(4)公演


座席 : (B3Fアリーナ) G列-18番 (全席指定)
開演 19:04(.30) → 終演 21:30(.30) (公演時間 : 2時間10分,休憩時間 16分のみ含まない)


【Set List - セットリスト】

第1部 - 「愛のせい」アルバム全曲再現ライブ
[ Start 19:04(.30) - End 20:05 ]

M01(M1-01). 愛のせい
M02(M1-02). 子供時代
M03(M1-03). デイジー
M04(M1-04). lucy
M05(M1-05). 異例のひと
M06(M1-06). 山手通り
M07(M1-07). wash brain
M08(M1-08). なまえ -naked-
M09(M1-09). Howling wolf
M10(M1-10). 結露
M11(M1-11). からっぽ

第2部 - シングル全曲ライブ
[ Start 20:21 - End 21:30(.30) ]

M12(M2-01). この涙を知らない
M13(M2-02). 誰にだってシンデレラストーリー

(MC-1) ※ バンド紹介

M14(M2-03). 煙たい
M15(M2-04). 誰もが
M16(M2-05). あなた

(MC-2)

M17(M2-06). Oh JANE
M18(M2-07). 女の子は泣かない

(MC-3)

M19(M2-08). 夏の夜


~ Encore ~

(MC-4)

M20(M2-09/En-01). 始まりに (弾き語り&off mic ver.)

(バンドメンバー : Gt. 石崎光,Ba. 佐藤征史,Key. eji,Dr. 松永俊弥)




【Comment - コメント】

1857年に,「蓄音機」の原型 (フォノトグラフ / phonautograph) が登場してから,160年あまり。それまで,音楽といえば,もっぱら Live に頼るほかありませんでした。それが今や,円盤を通り越して,インターネット配信だの,アナログを通り越して,ハイレゾだの・・・よもや,こんな形で,音楽を聴くことができる日がこようとは,当時の人々も思ってなかったでしょうね。
―――と,また,おかしな出だしではじまりましたが,「きゃたぴー」こと,片平里菜ちゃんの最新譜「愛のせい」,本当の意味での「愛のせい」をひっさげた Tour であり,かつ,デビュー 5周年を記念して,すべての Single 曲をもひっさげた,2部構成になっています (前回の Tour では,「愛のせい」作品自体が未完のまま,Tour のほうが先行する形になってました)。それも,ただの「ひっさげて」ではありません,全曲再現 Live です。今となっては,このスタイルの Live も,なかなか,体感することもできなくなってしまいましたが・・・わずか 3公演にとどめておくのはもったいない,eji さんの言葉を借りれば,これこそ,20 でも 30 でも,少なくとも,先のライヴハウス Tour と同じくらいの数はやらないともったいない。あらゆる方法で,音源が簡単に手に入る現代にして,Live のもつ魅力が,どんどん広まっている今だからこそ,ストレートな Live の魅力を広めていきたいと感じさせる,純度の高い再現 Live でした。本当は,この少し前にやっていた「60分一本勝負 弾き語りライブ」のほうにも行っておきたかったんですが・・・下北沢 SHELTER のキャパと,弊社の業務の都合により (しろめ
片平里菜 デビュー5周年企画 ‐2部構成‐「愛のせい」アルバム全曲再現ライブ & シングル全曲ライブ」
他意はありません。このタイトルが,この Live そのものです。客席には,きゃたぴー直筆のウェルカムメッセージが。もうちょっと補足すべく,その一部を引用して紹介します。

第1部は「愛のせい」全曲再現ライブ。
12月に出した最新アルバムの全曲を曲順通り MC なしで演奏します
第2部は,シングル全曲再現ライブ。
これまで出したシングル全曲を振り返りながら演奏します。(結露,なまえ は 第1部 に入っています。) ここでは,たぶん,いつものゆるいトークを挟みます。(笑) あいのて歓迎。

・・・はい,まったくもって,そのとおりでございます。はじまる前から,完全にネタバレです。あえて蛇足を承知で,「振り返りながら」は,直近の作品からデビュー作品に向かって,ということくらいかな。というか,こういうメッセージを置いてくれたり,(SMA と オフィシャル先行だけですが) 直筆サインを入れたピクチャーチケットを用意してくれたり,いつも,本当に細やかな心配りがあって,それ自体にも,きゃたぴーの人柄が現れていると思います。
今となっては,音源ありきで,Live では,何かしらのアレンジを入れてくるのが当たり前のところ,ここまでストレートに,音源を再現しようと試みるのも珍しいと思います。だからこそ,貴重な「ストレート Live」でもあると思います。きゃたぴーこそ「どのくらい再現できているか,わかりませんけど・・・」なんて言ってましたけども,実際,再現度は相当高く,冒頭の 160年前の世界は,こうして,音楽を楽しんでいたのかと思いを馳せるほどのものがありました。のみならず,単に音源を「再現」するだけではなく,曲に込められた感情そのものを「再現」することが,こんなにも,人の心に響くものかと,いたく敬服するとともに,Live の醍醐味そのものを,再確認させてもらえる時間でもありました。ええ,こういう醍醐味は,何度でも確認したいものです。まず,「愛のせい」と「子供時代」で,もうすでに,泣きそうでしたからね (7列目のどセンター,一発でバレるがゆえ,なんとかしましたけど)。平素聴いている「音源」と,Live で再現される「生音」では,その温度や伝わりかたが,こんなにも違うのかと・・・この人もう,850本以上も Live に行ってるというのに,いまだに,こんなところで感動できるというか,感動できるんだという「発見」があるというのも,こういう,ストレートな Live に向き合える機会があるからこそだと,感謝しています。いや,それが,私の現場の傾向から,静かなロケーションで,座ってゆったり,生音に向き合える現場って,実は,驚くほどに少ないんですよ・・・何曲かはあるにせよ,少なくとも,終始,同じ向き合いかたで過ごせる現場というのは,ほとんどありません。だいたい,落ち着きがないですからね,この人←
また,1枚の Album 作品を,通して聴くことも少なくなってきているという意味でも,この「全曲再現 Live」は,価値あるものだったと思います。私自身は,むしろ「通しでしか聴くことができない」人なんですけども・・・単曲だのシャッフルだの,なんでもありの中,曲の配置に感情の起伏を,生で感じとれるというのは,実に貴重な機会だと思います。だって,Live のセトリって,だいたい「Album の曲順通りには作らない」じゃないですか。起承転結なり,山-谷-山のような「曲調の起伏」でまとめたりと,受け取る側が受け取りやすく,また,演奏する側もやりやすいようにするのが一般的だと思うんですけども,収録曲の順番にやるとなると,不思議なことに,それ自体が,新鮮味あるものに感じられます。一番の基本のようにみえて,実は,一番やられていない,やりにくいパターンみたいな。もちろん,最初から「再現 Live を前提とした作品」であれば,話は別ですけどね。でも,そういうのって,あんまりないような・・・

―――さて,帰路に着いたのち,その日 (すでに翌日) のうちに書くことを断念しているうちに,まさかの Natalie,当日出しの記事*1が出てきたりして,それもまた,けっこうなボリュームで,シーンや MC の要所要所もまとまっていたりで・・・今さらもう,何も書くこともなくなってしまいました。「からっぽ」のシーンも書こうと思ってたんですけども,記事の通りですし,のちに,きゃたぴー自らも Twitter で触れてましたし (第2部「夏の夜」についても)・・・うん,そのとおりでございますとしか・・・ただ,あのとき,歌い出しから,10秒,20秒,30秒・・・時が止まったかのような静けさと緊張感は,まさしく,あの場に居合わせた人にしか伝わらない,「Live=生きている証」そのものが刻まれたものと思います。あのとき,きゃたぴーがみせた少しばかりの焦り,石崎さんに小声で相談しに向かう姿,事情を察した eji さんが思わずみせた笑み,そして,あまりに率直に「歌詞が出てきません」と切り出し,「もう一度,しっかりと届けさせてください」とやり直してからの,感極まる表情と歌声。これはもう,再現 Live としては,ある意味でズルいハイライトでした。いや・・・こんなん,ただただ「自然の流れのままに」見せられた日には,誰だって,涙するほかないでしょうに。
160年前,Live でしか音楽を届けられない時代は,これが「すべて」でした。「音源」という文明の利器がある今,何度だって録り直せるし,なんなら,映像収録だって,いかようにでも (音声だけでも) 録り直せる現代にあって,きょうの Live シーンが,どのような形で届けられるのか・・・今からもう,楽しみでなりません。それとともに,この「全曲再現 Live」で感じたことは,私自身,もっとマジメに,音楽と向き合わにゃいかん・・・ということでした。いや,現実的には,自身が置かれた環境的にも,なかなか厳しいことはわかってはいるんですけども・・・ただただ,無下に音楽を消費するだけの人にならぬよう,「ライト層の代表」として,最低限の矜持は持ち合わせていたいものです。
全曲再現 Live,他のミュージシャンも,もっと積極的にやりませんか?単なる「音源の引き写し」と思うなかれ,ちゃんとやれれば,すごくおもしろいですよ。かくいう私自身が,全曲再現って,そんなにおもしろいかな・・・って,今日まで疑ってたクチですので←

(書くことないわりに追伸) 色違いの財布を持ってる eji さんと きゃたぴー,今回の Tour が,初対面だったそうです。最初,えっ?今回の鍵盤て,あの eji さんなん?!と驚いたものの・・・鍵盤のみならず,コーラス,リズムなどなど,1発目から,完全にモノにしていました。恐るべし eji さん。




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