座席 ： 2階-3列-48番 (全席指定)
開演 17:04 → 終演 19:05(.30) (公演時間 ： 2時間01分30秒)
【Set List - セットリスト】
(Opening Movie)
M01. プラットホームシンドローム
M02. OVER
M03. SCANDAL BABY
(MC-1)
M04. Oh! No! (Vo. MAMI)
M05. 缶ビール (Vo. TOMOMI)
M06. ショートショート
M07. 窓を開けたら
M08. Departure
(MC-2)
M09. ふたり
M10. ミッドナイトシティ (Vo. RINA / HARUNA)
M11. エレクトリックガール
M12. EVERYBODY SAY YEAH
(MC-3)
M13. スペースレンジャー
M14. 瞬間センチメンタル
M15. Flashback No.5
M16. テイクミーアウト
M17. 恋するユニバース
～ Encore ～
(MC-4)
M18(En-01). Sisters
M19(En-02). Image
(Ending) ※ S.E. ： プラットホームシンドローム
【Comment - コメント】
昨年の 47都道府県 Tour を経て，3年ぶりに，ホールに舞台を移しての Tour 初日。昨年は，53公演を打ちながらも，ほとんど券が取れず (というより，首都圏近郊の券が取れず)，なけなしの 1本 (オーラスの豊洲 PIT) 限りになったわけですが・・・今回のホールも，首都圏は大激戦。率直に，初日から行けるとは思ってませんでした。なんせ今回，この券をめぐっては，曰くつきのものになってしまいましたからねえ・・・追っかけ 8年目，いまだに "SCANDAL MANIA" にすら入っておらず，まさに，追っかけという風上にも置けぬ私というに，第1弾のオフィシャル HP 先行で，1度は当選したものの，プロモーター (HOT STUFF PROMOTION) によるチョンボ (実際に用意できる座席数以上の座席を割り当ててしまうという，ホールでは致命的なチョンボ) により，まさかの，全員「当選無効」からの再当選。当選が無効になった時点で，もう終わりだとばかり思ってたんですが・・・つくづく，Live の神様は，ときに慈悲深いものです。あくまで「ときに」ですけど。ちなみに，どのくらい「オーバーキャパ」にしてしまったかはわかりませんが，機材席，関係者席ともに，限りなく 0 に近かった (もちろん，空席も 0 に近い) ことからも，最大限に配慮した結果ではあるのでしょう。それでも，当選無効から落選してしまった人は・・・いたたまれないでしょうね。
埼玉だと，戸田と並んで，三郷も初日で使われることが多く，ちょくちょく来てはいるんですけども，さいたま・最果ての地から，埼玉・最果ての地へは・・・遠い (西大宮は川越市と，三郷市は千葉県流山市と接してます)。そりゃあ，幕張に行くよりかは，ずっと近いんですけど，渋谷に出るよりも遠いくらいに遠いものがあります。そして・・・見事なまでに何もない。わが家の回りと同じくらいに何もないですが，まあ，それは置いといて←
Tour のタイトル通り，最新譜 "HONEY" を軸にして，だいたい定番のセトリで進行していきました。2月14日のフリーライヴ*1に行けた人は，HARUNA の「続きは Tour で」という言葉通り，存分に堪能できたんじゃないでしょうかね。Tour のセトリとしては，ごく標準的なところだと思います。とはいえ，"HONEY" の予習をはじめたのが，なんとまあ，前日の夜という始末ゆえ，個人的には，ほぼほぼ，はじめて聴きにきましたという感じなんですけども・・・ちなみに，SCA. ちゃんの場合，ライヴハウスだと，セトリをコロコロ変えてくる一方，ホール・アリーナだと，ほぼ固定にする傾向が強いので，ここから，大きく変わることは考えにくいです。
タイトルこそ "HONEY" ではあるものの，実際は，まったく "HONEY" じゃないサウンドと騒乱ぶりは，さすが SCA. ちゃん。オープニングから「プラットホームシンドローム」の映像まで，いきなり，エッジの効いたカッコいい演出でした。"OVER"，"SCANDAL BABY" までの 3曲で汗だくになれれば，だいたい，いつもの SCA. ちゃんの Live です。「とにかく，後悔のないように楽しんでほしい」という HARUNA の MC のあとは，Tour では必ず入る，TOMOMI / MAMI メインヴォーカルのコーナー。てぃもの「缶ビール」は，おお・・・そっち？？ とも思いましたけど・・・のちに，それが最高にマッチする「きょうの 1曲」になろうとは。「窓を開けたら」では，ねごとの沙田瑞紀ちゃんが編曲したとあってか，特に，近年のねごとの雰囲気ある曲調で，星空の照明と相まって，おとなしいながらも，面白いスパイスになってたと感じました。
で，今回のメモで書いておきたいのが，なんといっても，MC-2 の質問コーナー。題して「SCANDAL MANIA presents 全国縦断！！ この際ハッキリさせたい SCANDAL の あんなこと こんなこと！！」。HARUNA 曰く「メジャーデビューして 10年なんですけど，音源を聞くだけじゃなくって，Live にまで来てくれるっていうのは，本当にすごいことで，そんなみんなに，うちらのことを，もっと知ってもらいたいんですよ」・・・という大義のもと，メンバーに，当たり障りもありまくりの質問をぶつけまくるコーナーです。間違っても「好きな食べ物はなんですか？」なんていうものはありません。「それ，本当に知りたい？」みたいな・・・って，2月20日に観てきた舞台 "FUN HOME" アフタートークの質問でも，まったく同じ例えでもって，同じことを言ってたのを思い出しました。それでは，その質問の内容を。
(質問1) ぶっちゃけ，彼氏はいますか？
(質問2) アンコールについての質問です！ 前に HARUNA さんが，手拍子だけのアンコールが好みだとツイートしていましたが，最近のライブでは，普通の「アンコール！アンコール！」というパターンが多いかと思います。メンバーのみなさんが，1番うれしいアンコールは何ですか？？
(質問3) プライベートで出かけるとき，変装とかしますか？
※ メンバーの答えの途中で，スタッフが ○×ブザーやら，効果音を流します。
質問2 が長い・・・いや，そんなことよりも，質問1 の内容が，この先，絶対に超えられねえ・・・メンバーは，質問の内容を事前に知らされていない (その場ではじめて見て，その場で答える) ため，本当に素の表情がみられますよ。
質問1 がもう，ほぼすべてとまでは言いませんが，RINA の「永遠に恋愛してないと，歌詞書けないよ」という，最強の名言まで飛び出したメンバーの答えは・・・HARUNA は「だいたい，いくつだと思ってんだよ！」と切り出し，「うちらも，もういい歳だし，年相応に扱ってほしいなって。そろそろ，心配されるような歳になってきてるんよ」とのこと。今年の 8月10日で 30歳，うまくかわしました。MAMI は，そもそも，ほとんど話を振られず・・・しかし，かたや TOMOMI においては，「あの，これ，マネージャーにもメンバーにも，言うのを忘れてたんやけど・・・去年，別れてます」(OUT のブザー鳴りまくり)・・・おっ・・・おう・・・さらに RINA からも，「私も去年別れた」とか，聞こえたような，聞こえてないような・・・まっ，まあ，「いるときと，いないときがある」というように，その時々の，歌詞の内容におまかせしますということで。私からしてみれば，これこれ，こういうのを待ってたんだよという，これぞ，Live ならではの展開。HARUNA には「32歳になって，こういうの気になる？！」(質問した人は，32歳の男性) と言われてましたけど・・・36歳で気になりまくりの人が，ここにおりますゆえ← どちらかといえば，心配してるパターンだったんですけど・・・ある意味で「健全な」回答だったようで，なによりでした。それこそ「仕事が恋人ですから」とか言い出したら，どうしようかと思ったくらい←
質問2 は，たしかに，だいぶ前に，そんな話がありましたねえ・・・これかな？ 3年前・・・そんな前でもなかったですね。感覚としては，その日の公演で，たまたま，Encore 待ちが手拍子だけだったというのが心地よかった，というだけだったんですけど，これでまた，手拍子派だの，コール派だのいう派閥ができているようで，しかも RINA まで，その派閥に巻き込まれて？いるとか。SCANDAL MANIA のクローズ公演では，みんな，そのあたりの事情も知ってるおかげか，手拍子だけになる場合も多い (らしい) んですけど，海外公演では，コールもあったり，みんな自由にやってる感じだとか。で，HARUNA としては，必ずしもこうしてほしい，それ以前に，Encore まで出てきてやってるんだぞ，なんて気持ちはまったくなくって，Encore をもらえるのであれば，自分のやりたい方法でやってもらえればいい。で，一番見たくないのが，派閥同士の争いで，せっかくの Live も Encore も，台無しになってしまうと・・・そりゃそうだ。あまりにもその通りで，何も言うこともないんですけども，HARUNA としては，ずっと言いたかったことを，Live 会場という場で，みんなに伝えられてよかったとのことでした。
質問3 は，RINA は「場所による。渋谷や原宿は，ファン層が近い街だけあって，めちゃくちゃ声かけられるから，変装しないこともない」というものの，マスクするとか，そのくらいだそうです。たしかに，変装として目立たないし，保湿にも花粉にもいいですしね。一方で，MAMI はもう，ピンクの髪型からして目立ちすぎ。RINA からは「原宿に溶け込めそうな感じ」と言われてはいましたけど・・・だいたい 2度見されるものの，歩くのが速いことに加えて，背筋がよすぎて，ファンの人でさえ，なかなか声をかけにくい雰囲気なんだそうで。
まさかの質問コーナーを経てからの続き・・・にいく前に，RINA から「この人 (TOMOMI) は，去年別れましたー」とダメ押しされた TOMOMI，「缶ビールが恋しい」ような感覚になったと・・・奇しくもにしてはできすぎた展開のまま，「ふたり」「ミッドナイトシティ」へ。リナリーのソロ・ヴォーカルがいとしい (個人的な好みです)。「エレクトリックガール」では，いったい，初日の前に，どこで修行を積んできたんですかというような ＼ いっせーのーせ ／ というシビれるようなレスポンスがあったりもしました。
「スペースレンジャー」の前には，ちょうど 10年前のきょう，2008年3月3日に，1,000枚限定のインディーズ盤でデビューした話題も。持ってる人も，ごくわずかにいたようですけども，リナリー「ヤフオク？！」て・・・(；´Д｀) この「スペースレンジャー」，きょう限りのお楽しみとなるか，はたまた，Tour にもっていくのか・・・この先の展開が興味あるところです。そこからの「DANJiRi タイム」をひとしきり終えたところで (あいかわらず，ぜんぜん覚えてないですが)，Encore 待ちは，案の定の手拍子のみに。HARUNA も「こういう話したあとだし，どうなるかな」なんて言ってましたけども。その後，今年の 8月21日は「SCANDAL MANIA presents SCANDAL のミステリーツアー」と題して，時間と場所だけが指定されて，あとは，一切ミステリーという，ねごとがやっていたそれ*2を思い起こさせるような企画のお知らせがありました。Live をやるか，トークショーになるか，それこそ，SCA. ちゃんが出てくるかどうかもわからない・・・いや，さすがに出るか。リナリーは出るそうです。そんな，どうしていいかわからんようなお知らせのあと，ホール公演のために，どうしてももってきたかったという "Sisters" から，私見では，SCA. ちゃんのあたらしいテーマ曲になったと思っている "Image" で締めて，初日の祭りは終了です。いつものように，いや・・・ある意味で「いつも以上に」盛況な祭りだったと言っていいかもしれません。
シンプルな演出から，3月でも汗だくの熱狂ぶりに，ユルい MC まで，万事，SCANDAL らしい Tour 初日でした。らしさが過ぎるあまり，期待以上の展開にさえなりましたけども。ただ，個人的に気になることがあるとすれば，音響が，とにかく聞き取りにくかったです。途中から修正されてくかなと思ってもいたんですが・・・それ以前に，まず，Album をちゃんと聴き込むことからでしょうか。次は，5月11日の中野に行きます。2ヶ月の間で，どんなふうに変わっているでしょうか？
(追伸) SCA. ちゃんのメンバーに，彼氏がいようといまいと，なんでもいいんです。念のため。ついでに，Encore 待ちのアクションなんてのも，なんでもいいんです (そもそも，Encore ありきというのも，あんまりよくないかなとも思ってたり)。物議を醸すような，醸さないような・・・まあ，ないとは思いますけども。以上，私の勝手な見解でした。それと，HARUNA が (例の質問コーナーで) 椅子を勧めるときに，SCA. ちゃん追っかけ 10年の歳を重ねてきた人に「もう，足腰とか大丈夫？」とか言ってましたけど，10年どころか，8年にも満たない私の足腰がガタガタなのは・・・ええ，単に「身体が弱いから」です←
(まさかの追記：2018/3/6 21:30)
実家からの電話で聞くところによると，実家に，SCA. ちゃんのサイン入りポストカードが送られてきたとか (払い戻しが実家にいき，再当選して，後に回収するという複雑な事情が)。件のチョンボ を受けて，メンバーの意向で，対象となった人に送ったんだそうで。どんなもんだか，5月の大型連休に帰ってみるまでわかりませんけど・・・メジャーで 10年経っても，とにかく律儀なコたちだなあ。なお，家の人は，当の SCANDAL を知りませんでした。なんだか知らないけど，送られてきたから電話したんだけどて (´つヮ⊂)ｳｫｫ(´つヮ⊂)ｳｫｫ
keyword:SCANDAL
keyword:三郷市文化会館
*1:SCANDAL、“選ばれしみんな”と過ごした最高のバレンタインデー (音楽ナタリー) など
*2:ねごとPresents お口ポカーン!!～Shall Re:dance？真夏のミステリーツアー～ (2012/8/31)，ROCKIN'ON JAPAN 編集部日記 など
