2018/01/27
矢井田瞳
矢井田瞳 LIVE CONCERT TOUR ~COCOON AWAKE 2018~
EX THEATER ROPPONGI/第1公演/収録公演
座席 : (B3Fスタンド) Q列-1番 (全席指定)
開演 17:06 → 終演 19:19(.30) (公演時間 : 2時間13分30秒)
【Set List - セットリスト】
(Opening S.E.)
M01. 同情みたいなLOVE
M02. I'm here saying nothing
M03. 幸せ呼ぶメロディ
M04. やさしい手
(MC-1)
M05. Over The Distance
(MC-2)
M06. ゆらゆら
(MC-3)
M07. モノクロレター
M08. よれたハートにアイロンを
M09. Ring my bell
(MC-4)
M10. マワルソラ
M11. Look Back Again
M12. Circle
(MC-5) ※ バンド紹介
M13. Buzzstyle
M14. My Sweet Darlin'
M15. 花と月とアンテナ
M16. Go my way
(MC-6)
M17. It's Time
~ Encore ~
(MC-7)
M18(En-01). Pajama Holiday
M19(En-02). STARTLiNE
M20(En-03). Hello
(MC-8)
M21(En-04). ハネユメ
【Comment - コメント】
現場に向かう時点で,忘れ物を 2回もやらかし,事前に立ち寄った SHIBUYA TSUTAYA では,早くも,今年 2回目の「ダブリレンタル」をやらかすなど,いつも以上に,ミスが激しい集中困難な日に,Yaiko の Tour 初日に行ってまいりました。こんな調子な上に,とにかく,1月から Live が込みに込んでおり,3日しか準備できずじまいゆえ,セトリなど,とうてい書ききれないだろうと思いきや・・・意外と? いけてしまいましたね (謎の自画自賛)。言うまでもなく,記憶に頼れるはずもなく,いちいちメモしてるわけですけど・・・しかし,Yaiko の Live 自体は,2005年から 12年以上の付き合いで,きょうで 14本目 (もちろん,こちらも調べて判明)。毎年行けてるわけではないですし,コンスタントに通えるのも「夏の元気祭り」シリーズくらいなものですけども,私の Live デビューが 2004年ですから,相当に,息の長い人です (これより長いのは,大塚さんくらいなものかな)。
Yaiko バンドのリハの日に大雪だったものの,なんとなく事なきを得たとのことですが,翌日,一面の銀世界となった東京で,雪にテンションが上がる Yaiko.たしかに,東京も大阪も,めったに雪が積もらないどころか,雪すら降らないですからねえ。30ウゥン歳にして,小さい雪だるまとか作っちゃったりなんかして。ところが,その後のスタッフとの会話で,「雪でテンション上がるなんて,子どもくらいっすよねー」と耳に挟んで・・・あぁー・・・わかるわかる。ここばかりは,スタッフサイドについてしまう私でしたが・・・いや,雪国での生活が長い人は,雪が降ると,むしろ,テンションだだ下がりになるんですよ←
さて,今回のセトリは,Yaiko 曰く「過去の楽曲から,丁寧に選んでいった」とのことで,普段の Live ではやらない,懐かしの曲もたくさん。「Live を重ねていくと,なんとなく,やってる曲に偏りが出てしまう」(これは,非常によくわかります) がゆえに,今回は,もうひとりの矢井田瞳を「幽体離脱のようにして」そばに置いて,もうひとりの矢井田瞳に,フラットな気持ちで選ばせて臨んだとのことでした。思えば,2000年のデビューで 18年目,実に,多くの曲があるわけですけども・・・今回のポイントは,だいたい,セトリに尽きるような気がします。実際,「やさしい手」「ゆらゆら」それに "Hello" あたりは,まず,定番ではありえないですし。1曲目の「同情みたいなLOVE」からして,たいがい,レアな選曲だとは思いますけど・・・かといって,限られた曲数の中で,いたずらにマニアックに走るわけでも,定番曲を捨てるわけでもなく,本当に,キャリアと作品をフラットに見渡した,非常に好感度が高いセトリだと思います。日替わりがあればなおよし,でしょうけど・・・さて,どうでしょうか。
今回のバンドは (も),佐藤亮 (gt.),鶴谷崇 (key.),水野雅昭 (dr.),FIRE (ba.),いつもの方々でお送りしておりますが・・・鶴谷さんと FIRE が同い年,かつ,2018年が年男の 48歳同士 (1970年生) という事実に驚愕。鶴谷さんが 36歳,おお,私と同い年 (正確には 1つ上) かー・・・と,本気で思ってしまったくらい (Yaiko 曰く「なんで,そんなん微妙なウソつくん?」)。考えてみれば,FIRE あたりは,Yaiko のデビュー当時からのお付き合いなわけで・・・それは,歳も重ねるはずです。どっからどうみても,48歳の風体ではないですけども。客層もまた,Yaiko の年輪を物語っているような印象を受けました。学生対象のキャッシュバックは,果たして,どれだけの人が受けたんでしょうか。
Yaiko もバンドも,Tour の初日は,何があるかわからんけど・・・と断りつつも,毎度のごとく,いたって自然体で,楽しんでやっている姿に,変わらぬ安定・安心を感じました。なにより,Yaiko 自身の人なつっこさというか,フレンドリーな雰囲気というか,いつもながらに,観ている側を安心させてくれます。序盤の佐藤さんのギターが,やたら強かった印象もありましたけど,これもまた,同期を一切とらない証左ですし,「マワルソラ」の歌い出しでヘンな声が出てしまうのも,Live ならではの醍醐味ということで。同期をとらないことが,いいとか悪いとかではないですけども,常に,本物の生演奏であることにこだわる Yaiko バンドには脱帽ものですが・・・そもそも,これだけのメンバーであれば,あえて,同期をとる必要もないとは思います。
個人的なハイライトは,2008年3月15日以来,10年ぶりの「ハネユメ」。その前の "Hello" にも,たいがい驚きましたけども,「ハネユメ」を終えたあとの,Yaiko の口上「明日からもがんばれよー」には,けっこう,グッとくるものがありました。実に「マイティア美瞳 プレゼンツ Hitomi Yaida COLOROCK LIVE 2008」(@ 神奈川県民ホール) 以来,奇しくも,このときも「初日の Encore の最後」でしたね。
今年の矢井田瞳は「やるで,出すで,AWAKE するで」と,作品なり Live なり,積極的な活動に期待をもたせる発言も出たところで,きょうのところは,このへんで。「バンド形式」と「アコースティック形式」で回る Tour,"LIVE" と "CONCERT" を重ねるように,タイトルに冠しているあたり,それぞれ,どんな違った表情とセトリをみせてくれるのか,楽しみでなりません・・・と言いたいところ,アコースティックの浜離宮には行かれないんだな,これが (´・ω・`)
―――さて,今年の 1月から,どーでもいい試みとして書きはじめた「ライヴメモ」も,何を間違ったか,きょうで 10本目。あの・・・まだ,1月も終わってないんですが (明日もあるし)・・・そのきょうが,一番短かったような気がします。(どーでもいいことばっかり書いてる上に,基本的に集中困難ゆえ,ステージの仔細がまったく書けない・・・) ところで,いつものバンド形式よりも,音鳴りが,いささかおとなしめに聴こえた (悪いことではないけれど) のは・・・EX THEATER というハコならでは? それとも,とんでもない端席だったせい?
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