4年連続・4回目・4日通し,謎に「4続き」となった今回,ステージの巡回記録を,コメントともに記しておきます。間違っても,ライヴレポートでもなければ,Set List 置き場でもない,何の中身もない散文以上の意味はない点に留意ください。
【Set List - セットリスト】
Set List は,公式サイトの QUICK REPORT に掲載されています。
【Comment - コメント】
※ 全部で 5区間に分けており,3日目=第3区 です。
第3区のスタートにあたり,はじめに言っておきます。
「おとこまつり・・・つらい」「脚つりそう・・・つらい」
いや,前者はともかく (「女子班」として,このラインアップは・・・),後者は・・・完全に,ペース配分を誤りました。1区と 2区で「DANJiRi 枠」が分かれたことで,まさか,このような展開になろうとは・・・ヘ(xωx ; )) ヘ(xωx ; ))
- Creepy Nuts (COSMO,30/30分):男祭りでもあり,脚の故障もありで,1番手から,無理に観るかどうかさえ迷いましたが・・・ねごと (バンホーテンさやこが,インフルエンザでステージを棄権,無念!) との対バンで観た縁もあって,結局,無理して来てしまって,大正解。R-指定に曰く「幕張の出演者の中で,俺が一番,ラップが上手い自信がある」(このあと,EARTH で KREVA 大先輩がやるってのに!) とのビッグマウス・・・に違わぬラップであったかどうかは,正直,ラップに詳しくないのでわかりません。しかし,「聖徳太子フリースタイル」(フロアのお客さんから,お題を 5,6 くらいもらって,即興でラップをこなすターン),これぞ,R-指定 (もちろん,DJ 松永もついていける驚異) が誇る,オンリーワンの最大の武器であることに,疑いの余地はないでしょう。はじめて観たときも仰天しましたが,あらためて,これだけでも来てよかった。3区も,やっぱり,1番手をサボってはいけないパターンでした。
- NakamuraEmi (ASTRO,30/30分):厚木から来ました,はじめまして枠。保育士の経験から「大人の言うことを聞け」という曲を作ったこともあり,ちょっと調べてみると,いろんな職の経験もあるようで。そして 35歳,意外と同世代でしたね。大好きなバンドメンバーと,今年 1年やれてよかったと,実に楽しそうなステージングでしたが・・・個人的には,脚もだいぶヤバかったですし,無理に,アリーナに下りなくてもよかったかなという気はします。
- NICO Touches the Walls (EARTH,27/45分):EARTH の常連格・・・というほどの知名度がありながら,すいません,実は・・・わかりません。常連格のくせして,まったくのはじめてということもあり,何事も勉強と思って観てました。(注:「男祭りデー」ゆえに,今日は,だいたいこのパターンです) (アセアセ)
- THE BACK HORN (GALAXY,35/35分):やってきました「福島県民&常連枠」。とはいえ・・・キャリア 20年目を誇るバクホン自体,1度も観たことがなく,ほとんどわからず,勉強と思って (2連でこのパターンだ)。それでも,松田・菅波組をはじめ,福島への貢献は計り知れず。いつもありがとうございます。
- きのこ帝国 (ASTRO,30/30分):去年は,半分だけしか観られなかったんですが,今年はバッチリ,全部いけました。決して派手ではないものの,ゆったり,ゆらゆら揺れながらのフロア観戦も,また格別。疲弊しきった脚にもやさしい (?)。
- KREVA (EARTH,45/45分):初参戦の 14/15 で,カウントダウン・アクトに立ち会った記憶があります (もう 3年なの)。ラップの口も MC の口も,滑らかさは健在でなにより。気がつけば EARTH 最年長として,責任を感じる立場になったとも言ってましたが・・・個人的には,必ずしも EARTH を張り続けることが「責任」だとは思いませんで,むしろ,世代交代と向き合うことなんじゃないかと思わせる,重みある発言でした。もっとも KREVA は,まだまだ,世代交代には及ばないでしょうけども。
- 凛として時雨 (EARTH,40/40分):ピエール中野こそ (バンドとは別の意味において) おなじみ感があるものの,なんと,ここも「はじめまして枠」・・・それもそのはず,8年ぶりの CDJ 出場とのこと。しかし,TK,345,ピエールが残したインパクトは,ひとこと「強烈」そのもの。去り際に,TK が黙ってギターを叩きつけるまで,すべてが圧倒的。もうちょっと体調 (おもに脚の具合) がよければ,はじめてでも,ガンガンにいけるところ・・・惜しいことをしたもんだと。
- MAN WITH A MISSION (EARTH,14/40分):裏の DAOKO とともに,どっちを取るか迷い枠 (そこと迷う??? 的な声もありましょうが)。さんざん悩んだあげく,最終的に "Emotions" をいつやるかで決めることにしましたが,それがなんと 1曲目 (ストリングス隊までしつらえてきて!)。ここで,DAOKO に移ろうと決めました。もちろん,それでも,相当に苦渋でしたが・・・ちなみに,最後にやったらしい "FLY AGAIN" は,バッチリ,DJ 柴田がパク・・・いやいや,恒例で流してくれてましたよ。
- DAOKO (ASTRO,28/30分):「打上花火」は言うに及ばず (なかなかやってくれず,次枠の あべま に響きましたが),他も気になる,はじめてまして枠。率直に「どんなコなんだろう」っていう感じで行ったところがありますけども,必ずしもヒップホップというわけでもなく,どちらかといえば,ポップス寄りの印象を持ちました。ステージセットも独特だし,やっぱり,音源聞いて,現場に行って,もっと深く知りたいところです。
- 阿部真央 (COSMO,35/35分):「男祭りデー」にあって,唯一,マトモに知っている女子枠で,かつ,本日・最大の目玉。ここまでが長かったのに・・・不覚にも,ギリギリで行って (マンウィズから合流した) 人波にやられました。スタート時点で,暗幕通路までは入ってたんですが (移動しながら,エイヤエイヤと手腕上げてる始末)・・・「ふりぃ」の 2サビで \ 待たせたな / と。正直,客入りは厳しいだろうと思って (ギリギリまで DAOKO で粘っても,なんとか・・・などと) 油断してた自分を,それこそ,リモコンでぶん殴りたい。セトリも,フェスにしては個性的で,最後に,まさかの「ストーカーの唄 〜3丁目、貴方の家〜」。新曲 "K.I.S.S.I.N.G." では,MC でうっかり「レディクレ」の「レディク」まで言っちゃったり (注:直前の RADIO CRAZY でも披露)。さすがというか,なんというか,あべまは,いい意味で裏切ってくれるなあ。
- back number (EARTH,52/65分):2018年,ドームツアーまで上り詰めた,いま,もっとも旬なバンド。多くの人が,お目当てにしていたと思われます・・・が,それでもなお,わかりませんでした。ゆえに,売れているか否かという以前に,純粋に「どんなバンドなんだろう」という感じで (何枠目かの勉強で) 臨んだんですが・・・清水さんに曰く「たいして聴いてもいないのに,ヌルいバンドだって言われることもあるけど」・・・30,000人を優に超える,一見さんも多いであろうステージで発したこの一言に,なんと勇気ある,芯のある,信頼のおけるバンドなんだろうと思わずにはいられませんでした。そしてこれは,「ヌルいだの,アツいだの言う前に,わからないことは,素直に『わからない』と言えばいい」「『わからない』と言える勇気を持て」というメッセージとも受け取れると思います。そこまで意図しての発言かわかりませんけど・・・ともかく「にわか人気」でない,一本筋の通った実直なバンドであることを,強烈に印象付けるエピソードでした。ちなみに,唯一,知っているかどうかも怪しい「花束」は・・・Encore まで待ったあげく,セトリに入っていませんでした。
いかに「女子班」とはいえ,NICO や バクホン,back number さえ知らずに,よく乗り込むなと思うのが自然なんでしょうけども,個人的に「可能な限り,多くのステージに立って,可能な限り,多くのミュージシャンに触れる」ことが,ほとんど唯一の目的ですので,知っているか知っていないか,もっと言えば,ビッグネームであるか否かは,あんまり関係ないんです。むしろ,「はじめまして枠」であれば,それが誰であれ,気になる人たち,追っかけたい人たちを見つけられれば万々歳,くらいな感じで立ち続けてます。とはいえ,本当は,時間割に入れた人たちくらい,最低限,音源をさらうくらいのことはしておいたほうがいい,とは思ってるんですけどねえ・・・
ここまで,いくつかの EARTH と GALAXY のステージを観てきたんですけども,GALAXY だと足りないけれど,EARTH だと余る,そんな人たちが,何組もいました*1。もう 1つ,その「中間的なステージ」があるといいんでしょうけど・・・場所取り的にも限界でしょうし,うまく,時間割で調整する以外にないんでしょうねえ・・・
keyword:COUNTDOWN JAPAN
keyword:幕張メッセ 国際展示場ホール/イベントホール
*1:各ステージのキャパシティは,EARTH が 40,000,GALAXY が 16,000,COSMO / MOON / ASTRO が 各 8,000.だいたい 5 : 2 : 1 と覚えておくといいと思います。